佐事安夫の豊見城だより

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　　　豊見城民報　1084号（7月1日）　佐事安夫

住宅リフォーム助成制度を実施せよ


　六月定例議会が６月２０日（水）に始まりました。
　一般質問は２６日(火)から２８日（木）の三日間行い、佐事安夫議員は２７七日(水)の七番目に行いました。
　内容は１、平和行政　２、文化財保護　３、一括交付金の活用（民間住宅開発地の公園用地、金良・長堂への公共下水道）　４、住宅リフォーム助成制度　５、市道一一四号線の整備等です。
　
　紙面の都合で一部のみの紹介となりますがご了承ください。


住宅リフォームへ助成を

　政府は「社会資本整備総合交付金」として地方自治体が行う、地域住宅支援の目的で作られた政策を支援するとしています。
豊見城市は復帰前後の時期に住宅開発が進み、多く方が他市町村から住宅を求めて移ってきました。
三～四十年が経過し、リフォームが必要となっています。この事業を取り入れる考えはないか伺いました。
この制度は全国各地で実施され、大きな経済効果を生み出しています。県内でも四市町（沖縄市、名護市、嘉手納町、南風原町）で昨年、今年と実施を始めています。

　住宅リフォーム助成制度は住宅を改修する場合、一件当たり二十万円から三十万円を助成する制度です。南風原町では一千万円の予算を組んでいます。
　　不況で仕事が少ない時期に市内の中小業者が請け負ってできる事業ですから経済効果は予算の四～五倍の効果があると言われています。

　　制度実施は困難

　　市当局は、この制度の事業評価はとても高い、しかし，財政を考えると、二千万円の支出は厳しく、他の事業ができるので困難である。また、他に事業を抱えているので無理と答えました。

豊見城グスクの発掘調査を

市の文化財はすばらしいものがあります。豊見城グスクは、豊見城城址公園として活用されてきましたが、現在は閉園となっています。これまで発掘調査が一度も行われていないことがわかりました。これまでの答弁で、地権者の同意を得られれば、発掘調査をし、修復をしたい。
地権者の同意を得るための話し合いは、一括交付金を活用する考えはないのか。
　　市当局の回答は、これまで地権者に発掘調査の同意を求めてきたが同意をえることができなかった。
　　市長は南斎場建設で地権者と何度も会い、要請をおこなってきたが、道路の建設と空手会館の誘致が中心でした。

戦争遺跡の保護・保存計画

豊見城城址内にある旧陸軍病院壕跡地の保存・活用は、「地権者の同意が得られれば、調査後に戦争遺跡として、保存、保護、活用に努めたい」と答弁しました。
豊見城市の戦争遺跡は、文化財としてどのような位置づけか。「とみぐすく市の文化財巡り」に掲載されていませんがなぜか。
市当局は生涯学習、平和学習の戦跡巡りなどに活用している。今後は、戦争遺跡の案内などについてまとめていきたい。

　　原爆写真展の実施を

今年は復帰４０年の節目の年です。豊見城市は非核平和自治体宣言を一九八九年十月五日に行っています。これまで、二十周年に原爆写真展を行いました。今後の状況について伺いました。
回答として、今年は、市制施行十周年にふさわしい取り組みの計画で、八月に広島・長崎の原爆写真展を計画している。
原爆写真の貸し出しをおこなっているがこれまでに一か所のみの貸し出しであり、もっと各自治会などでできないかピーアールをしていきたい。
　　核兵器廃絶を考える機会を広く提供していく。

　　一括交付金の活用を

民間住宅開発地の公園用地の買い取り

これまで数回にわたって質問をしてきました。これまでの議会の答弁で、「公園としての機能がない、維持管理されていない」とのことですが、住民と話し合いはしたのか。地主との話し合いはどう進んでいるのか、箇所ごとに，住民にとっては大事な公園、速やかに市に移管させる対策を誰がとるのか、一括交付金を活用しての購入はできないのか伺いました。
回答は住民との話し合いはしていませんが、これまで自治会長との話し合い、地権者には公文書を発送して話し合いをしてきましたが、買い取ってほしいとの主張であった。一括交付金での買い取りはできない。

金良・長堂地域の公共下水道を一括交付金で

金良・長堂の皆さんは、早急に公共下水道を入れてほしいとの要求であります。市の公共下水道の計画は良長地域を除いては整っています。しかし、金良・長堂地域への下水道計画できていません。
（ァ）金良・長堂地域への下水道計画について伺う。
（ィ）農業集落排水事業を取り入れる考えは。以前は計画されていたと聞いていますが、経緯について伺う。
（ゥ）一括交付金を活用しての計画は。
　流域下水道における財政とのかかわりで地域を入れることは困難である。農排事業は基準に合致しないので無理ですが、調査・研究をしていきたい。
　　一括交付金は交付要綱にないので困難である。




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